日光東照宮に行ってきた。第4段。
神橋、三佛堂、二荒山神社と訪れて、続いては大猷院(たいゆういん)です。
大猷院とは
大猷院は徳川三代将軍「家光公」の霊廟(墓所)です。もちろん国宝です!
大猷院では「龍神破魔矢」という竜神を形どった破魔矢が有名です。
当日は、人気のために直接手に入れることが出来なく、郵送での購入でした。およそ3ヶ月後に届くようです。届いたらまた報告しますね。
仁王門
受付を済ませて、1つ目の門が「仁王門」です。
阿行(あぎょう)と吽行(うんぎょう)が出迎えます。「阿吽の呼吸」はここから来ていると言われているそうです。
遠目では地味な門だな、と思っていましたが、近くでみると「黒」と「金」がベースとなっており、重厚感を感じられる門です。東照宮の様々な色で華やかな感じも魅力的ですが、こちらは気品を感じられて大人の魅力を感じます。
手水舎
仁王門を抜けると、手水舎がありました。上部の青が綺麗ですね。
手水舎をよく見ると、流入が水路になっていました。
こういった水の流れが見るのが大好きなので、良い流れだな〜と思いながら、どこから来ているのか上流を探ってみました。
すると、奥に像を発見。
なんと、龍のような像の口から水が流れていました!
向かいの像は剣を持っているように見えます。
何か物語がありそうですね。
龍と対峙しているので、スサノオとヤマタノオロチのシーンかな…、でも、大猷院は家光公の墓所だから古事記って関係ないかも、といった感じで色々と想像するのが楽しい(笑)
灯籠
手水舎の隣には、石畳と灯籠が綺麗な「龍光院」があります。こちらの敷地に入ることはできません。
二天門
2つ目の門が二天門(にてんもん)です。
日光の境内の門で1番大きいそうです。「大猷院」の文字が境界を分けていて、別格の雰囲気があります。この門が本当の大猷院の入口なんだと感じます。
階段の途中で「龍光院」を見下ろすと、ものすごい数の灯籠がありました。
実はこの灯籠は、当時の大名は二天門の先に行くことは許されなかったため、大名からの献上品だったそうです。その数なんと約300基あるそうです。
灯籠に大名の名前とか刻まれているのでは?気になりますね。
二天門の裏手には、有名な風神雷神がいます。
この風神雷神は、輪王寺三佛堂の前にある宝物殿に展示されていますので、じっくり見たい方は宝物殿がオススメです。
天門をくぐると石垣と階段です。
苔が神秘的で、この石垣が隙間なく積み上がっているため、当時のままと思います。(違っていたらすみません)
階段が多く登るのは苦労しますが、登るにつれて「大名が行けなかった領域にいる」貴重な体験してているという感覚と、振り返ると先程の灯籠を見下ろすために下界を見下ろす感覚になりました。
夜叉門
最後の門が「夜叉門」(やしゃもん)です。4体の夜叉が霊廟を守っているそうです。
他の門とは異なり、装飾の色使いが華やかですね。
もしかすると、二天門までは「東照宮を凌がない」ようにして世間体を保っていますが、二天門より内側は特別な領域で限られた人しか入れなかったため、華やかにしても大丈夫だったのかな。
拝殿
拝殿の外観は、落ち着いた雰囲気ですが、内部は壁・屏風・天井とあらゆる物が金色でした。
この日は、偶然にも十年ぶりの家光公御開帳されており、家光公御本尊を参拝することができました。
皇嘉門
大猷院の最後は「皇嘉門」(こうかもん)です。
この先に、家光公の墓所があります。残念ながらこの先に入ることはできません。
他の徳川家の唐門と見た目が全く異なりました、「竜宮城?」というのが第一印象です。
後日知りましたが、明朝様式の竜宮造りで、別名「龍宮門」と呼ばれているそうです。
また、この石垣が素晴らしい
御朱印
感想
今回初めて大猷院を参拝しました。
東照宮を築いた家光公、その家光公の霊廟である大猷院であるため、東照宮の比較がとても面白かったです。個人的には、石垣と灯籠にワクワクしました(笑)
家光公の墓所がどのようになっているのか気になりますが、全てが見えない(知らない)ほうが想像が膨らんで楽しいかも知れませんね。
大猷院の入口付近に、徳川自販機を発見しました。
葵の御紋がカッコいい!欲しい!
徳川コーラを購入しようとしましたが、商品ラインナップに無かったです…
帰路の高速パーキングの売店で売ってました(笑)
もちろん、美味しかった!